この国をつなぎ、未来を拓く 信念と覚悟

　平成４年、県民の皆さんにご支援を頂き、私が参議院議員に初当選をさせていただいた時、北陸新幹線も舞鶴若狭道も中部縦貫道も、全てが地図に描かれた線でしかありませんでした。今では、新幹線は金沢まで開業し、福井駅部も大きくそびえ立ち、敦賀までの延伸も決まっています。舞鶴若狭道は近畿圏からの車でにぎわい、中部縦貫道は大野インターまでつながろうとしております。他にも多くの事業が進捗して参りましたが、いずれもが関係する多くの皆さんの流した汗の結晶であると、私は確信いたしております。
　しかし、今、少子･高齢化、人口減少という大きな時代の変革の中で地方の存続が危ぶまれ、国力の衰退が危惧されております。豪雨災害でふるさと西谷村をなくした私にとりまして、更には「ふるさとの発展なくして国の繁栄はあり得ない」と叫び続けてきた私にとりまして、この直面する危機への挑戦は運命であり、使命であります。
　「子どもに夢を、若者に希望を、お年寄りに安心を。福井をそんなふるさとに」。政治生活の集大成として、ふるさと福井への恩返しのため、ひいては日本国のため、「愛郷無限」の精神で粉骨砕身務めて参ります。しかし、この大きな仕事は私一人ではなし得ません。皆さんと共に。これが私の決意です。